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芸術家日常

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キさんのス

  オノデラユキさんのスライドレクチャーを聞いてきた。彼女は現代写真の世界では日本が世界に誇る作家だ。その彼女が珍しくスライドレクチャーをするというのだから行かないわけにはいかない。そうだ、メモを持って行って色々ちゃんと書いておこう。と思ってメモを持って出たのにメモしか持っていなかったので何もメモが出来なかった。だからレクチャーの最中に印象的な言葉が出てくると「懐中電灯、懐中電灯、懐中電灯」と繰り返して覚えるようにするのだけれどそうすると次にオノデラさんが喋ったことが自分の中の「懐中電灯」がうるさくて全然聞こえない。だから一時的に「懐中電灯」を忘れて話を聞く。それにしてもめんどくさくて細かいことをきっちりやる人だ。本人にそんなつもりはなく、必要だから、好きだから、と自然にやっているところが凄い。ちょっとキャリフォルニアでお世話になった私の師匠のようなところがある。私のようにどうしたら手を抜けるか、更には人の思想・テクニックの剽窃ばかり考えるタイプの人間にはできない作品だ。できないからこそ私が剽窃の技術を磨いたとも言える。今日もオノデラさんから色んなものを盗み取った。これをそのまま私の作品に反映させる。あまりに露骨だといけないので他の人からの剽窃も混ぜるか、一度完成度を落としてから私の色をつけていこう。完全なオリジナルを目指さない、人は他人の「個性」を吸収し続けなければ簡単に自分の個性を失う、そういう思想の元で私の作品は形作られていくのです。
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  1. 2010/09/04(土) 16:51:56|
  2. 芸術
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イトアテ

  知る人ぞ知る現代美術家のタニシKさんのアートワークに巻きこまれた。といっても歩いていたら急に巻き込まれたのではなく、人のたくらみにまんまとはまってしまい巻き込まれる形になった。まず目黒駅の中央口へ20時に来てくれと言われたのだ。言われた私はのってれのってれいつものように肢体を動かしてぐんにゃりぐんにゃり、来てみると知っている顔の人がいた。以前美術雑誌で観たことがある人だ。フライトアテンダントのような格好でなんでもない場所で人々にサーブするというプロジェクトをやっていた人だ。ははぁ、何か始めるのかな。と思っていたら私を呼びだした人から連絡が入る。どうやら目黒駅の中央口がどこだかわらないようだ。変なところに出て来てしまったようなので迎えに行く。来てみれば「中央口に行きたい」と言う。妙なことを言う。もう待ち合わせは済んだのだからわざわざ中央口に行くことは無いじゃないか。そう思いつつも行きたがるので「ここが目黒の中央口ですよ」と案内しようと人通りの多い所に入った瞬間、先ほどの現代美術家がつかつかと私の目の前にやってきて「イイジマモトハル様でいらっしゃいますね?」と言われた。はぁ、よくご存じで。わたくしこそが飯島モトハルです。「あなたにお届け物があります。」え。こんなところで。「まず、お手紙を読ませてください。」まぁ、こんなところで?そして私は手紙の朗読を受け、更には「こちらを朗読してください。」と私が朗読を行う羽目にまでなってしまった。「やや、かような人ごみで、恥ずかしいです!」などと言っては恥ずかしいのでここは飯島朗々と謳いあげる。私を呼びだした人は横でニヤニヤしていた。そうか、私ははめられたのか。そうじゃなきゃこの人が私の名前を知っているわけがないものな。私はそこまで有名ではない。ひゃー。しかし、私が高名な現代芸術の一部になれたことは光栄だ。これは自慢しよう。そして私にかようなサプライズを用意してくれた人にも拍手を送りたい。もっと送りたい。今度は私が何か仕掛けなければ申し訳が立たぬ。では私に何が送れるのだろうか。やっぱり写真かもしれない。今まで好き放題生きて来て、芸術を通してしか現実を見ることも触れることもできない私が人にできることは、やっぱり芸術以外にない。ああ、この糞ったれな世界が私の作品を通して一瞬でも輝くような世界にすることが出来れば良いのだけれど。
  1. 2010/09/01(水) 00:06:00|
  2. 芸術
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「開催しない展覧会の案内状」

突然の送付・配布失礼いたしました。

今回の案内状はわたくし、飯島モトハルの
アートワークの一環として送付させていただきました。
今回の「ベルギーで個展を開催しない」というDMは
「行わない」ことを意識していただくことにより
ベルギーにおける作家の「不在」を一瞬頭に思い浮かべる。
それによってDMを受け取った人々の間で紡がれる「不在」という糸。
この意識された不在によって若干「存在」よりになる不在。
偏在する不在の可視化。

仏教における「縁と業」「プラティーヤ(patiya)とカルマ(karman)」の概念でもあります。
言葉を変えれば時間軸方向の因果律と空間軸方向の相互作用によって成る人間を含めた存在。
「不在」とはその一方がもしくは両方が欠けている状態です。
今回は「空間軸方向」顕現される「不在」に焦点をあててみました。

今後も「不在」をテーマに何か送付したり配りだしたりする可能性がございますが
その段はどうかお付き合いください。

不在だからこそ、そこに宿る可能性のある神性を探って
コツコツと不在証明を作り続ける所存でございます。

2010/5/22 飯島モトハル

ちなみに開催されない展覧会のタイトルとなっている「アパシー」と「エポケー」は
「無気力」と「停止」という意味の英語と古代ギリシア語です。

どうです?

語感が可愛いでしょう?

テーマ:アート・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2010/05/22(土) 19:20:43|
  2. 芸術
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験と知

  目黒の区美術館に行く。目黒区の子供たちとジョージア州の子供たちの作品が飾られているというのだ。私は別に「子供たちの作品というのは非常に創造性に優れていてとても大人では真似できません!」という考え方を持っていない。むしろそういう考えには批判的な立場なのだ。本当にそうなら世界中の美術館に収蔵されているのは子供の作品だけになり大人の作品はつまらなくてやりきれないゴミばかりになってしまうはずだ。だが実際のところはそうならない。なぜなら子供の創造性は決して大人の創造性を上回らないからだ。贔屓目に見ても同程度しかない。個人的には経験と知識をつめばつむほど作品に深みと伸びは増えて行く。芸術家でも「やー、この人は18歳までの作品は素晴らしいけれど、その後は全く無価値だね」という人はまずいない。いたとしたらその芸術家は20歳くらいで死んでいるのだろう。確かに芸術家にピークはあるが「子供の頃がピーク」という人は芸術家では無い。ただのセンスのいい子供だ。切実さも哲学も世界観も持っていないのがほとんどだ。そんな子供の作品をくそみそにけなす飯島さんがどうして子供の作品を観に行くのか。けなすためだ。というのは言い過ぎだがいつまでも「子供の作品は見るに値しない」という考えを持ち続けるのは危険だからだ。私の思い込みをぶっ壊すような子供の作品が観たかった。そして観てきた。正直なところ、私の思い込みはぶっ壊れなかった。ただ、収穫が無かったわけではない。アメリカの子供の作品と日本の子供の作品の違いが良く見えた。技量で言えば圧倒的に日本人の作品の方がうまい。丁寧だし技術的にも完成されている。だが、「うまい」としか思わない。アメリカ人の作品はへたくそだ。写実的に描いているはずなのに何が描いてあるのかよくわからないものも多い。だが、面白いのだ。思わず笑ってしまうのだ。感情に語りかけてくるものがある。自分の目で見て一から描き上げているから技術的には稚拙だが非常に視点が面白い。だが日本人の方は巷のアイコンを持ってきてそれを発展させているように見える。これなら既に人が作り上げたところが出発点なのだからてっとり早くわかりやすいところへ行けるが面白くない。人間を描かすと如実によくわかる。日本人の子供が描いたものは全部が全部奇妙に前を向いていて目が二つと口が一つ、表情は必ず笑っていて、指は五本全部が見えるように不自然に広げられ、靴は側面を向けてぺらぺら立っている。正直気持ち悪い。こんな人間見たこと無い。絵を描いている時に実物を目の前に置けばこんな人間がいないのはよくわかるのにマンガや人の絵を参考するからどんどん人間がアイコン化して気持ち悪くなる。あーあ、やっぱり批判的な批判になってしまった。子供の作品を大人の作品と同列に置いて鑑賞しようというのが良くないのだろうけどね。でもやっぱり大人の方が想像力あるよ。私もそう。子供の頃の私はただのくそったれで今の私は写真が撮れるくそったれだ。私はマシになったと思うのよね。
  1. 2010/01/24(日) 15:18:48|
  2. 芸術
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Author:モチウナギ
写真家で着物デザイナーで何かそんなようなものです。

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