オヒスから割りと離れた飯処に行こうと思っていたのだが急遽取りやめた。なぜなら頭がまだほんのり痛むし面倒な気分が私を圧倒して来たからだ。そこでオヒス近くの飯処へ入る。主に九州地方の料理を商っている店だ。そこで私は「トルコライス」に目をつけたが、「限定20食」の文字に逡巡する。時分の頃は12時を回ったあたり、普通に考えればまだ幾食かは残っているはずだ。だがこの店の結構な人の入りはどうだ。11時半回転からもうすでに二十食くらい簡単に出ているのではあるまいか。そんな自分が想像しただけの根拠のない予感から容易に飯島はトルコライスを諦めてしまった。なんという弱腰、根性無し。私のすぐ後に来た人が何の疑いもなく「トルコライス三つ!」とか言って普通にオーダーが通っている。ああ、飯島のなんとふがいないことよ。未来に悲観して自らの手で可能性を摘み取ってしまうとは。そんなヘタレ飯島はチキン南蛮を食べるのです。フロンティアースピリッツを失った飯島にはふさわしくない、それはそれはおいしいチキン南蛮でした。ご飯が麦飯でした。昨日の麦飯よりも好き。何が違うのかはわからない。でも好きー。本当の意味での「好き」ってのはこういうことではないのか。感性が先に立って理由は結局後付けになるのだ。ムギメシー。そして私はオヒスに戻る。同僚に「何食べてきたんですか?」と聞かれ「うどん」と意味のないウソをつく。
- 2008/12/02(火) 12:28:17|
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